外国語が使えるようになるためには、
使えるようになるための勉強方法が必要です。
あなたの勉強方法は間違っていませんか?

英語を学習することと習得することは別

学習とは言語の法則仕組みなどの知識を得ることです。いっぽう習得とはその言語を使える技能を得ることです。文法や例文はいくらでも頭に入れることが出来ます。でも実際にはそれらはなかなか口から出て来ないことは皆さんよくご存知ですね。知っているだけでは使えないのです。
最近では「英語を母国語のように習得する」と言ううたい文句でさまざまな教室や教材が出ていますが、英語を「母国語のように」「自然に」習得できる能力は、発音に於いては6歳くらい、構文に於いては思春期を少し過ぎたくらいまでに消えてしまうということが研究結果から示されています(習得臨界期)。それも英語圏に移住したような環境においての話です。特に日本のような英語での会話のチャンスが少ない環境で週6.7時間の学習ではもともと「母国語のように」自然に習得する可能性は少ないのです。「自然に覚えること」は出来ても「自然に使える」ことにはならないからです。テストで何点取っても、何百と例文を覚えても、それらが実際に口からスラスラ出てくるとは限らないのです。「知ってること」が「使えること」に直結しないのが言語の特徴です。

意味のわからない文章をいくら聴いても暗号と同じ

第二言語習得研究に於いては「習得を起こすインプット(聞いたり読んだりする内容)は自分のレベルよりほんの少し上のレベルが適切である」と言う説が定着しています(クラッシェンの理解可能インプット仮説)。おおよそ9割くらいは分かる内容を聞くのなら、あとの分からない1割は自分の力で理解し、習得すると言うものです。しかも、その1割も覚えただけでは残念ながら使えることにはなりません。実際に使ってみて確認して初めて、身に付くということなのです。(スウェインのアウトプット仮説)

ネイティブの先生でも、ただ自由に会話をしているだけでは効果はありません

たしかに本物の英語モデルが聞けるし、ネイティブの先生とは英語で話すしかない!と言う心理的効果も大きいですね。でも!レッスンが身に付くためには「インフォメーションギャップがある」「意味のある会話( 架空の話などでは無い)」「どの言葉を使うかは学習者が選ぶ」等の大事な条件があります。手に持った品物を指して「これは何?」とやっても、先生にも生徒にもその品物が何であるか見えているので、現実社会ではそのような会話は (幼児に教える時など以外)実在しません。そのような意味のない会話はいくらやっても身に付かないのです。